アウトドア茶道について





   アウトドア茶道とは?



てことはありません。
外でお茶を点てること。それだけです。

 ここでいうお茶とは抹茶のことです。
 抹茶には、薄茶と濃茶があります。
 薄茶(うすちゃ)は、茶道を知らない方がイメージする抹茶、細かく泡立てた(あまり泡立てない流儀もある)サラリとした飲み物です。
 濃茶(こいちゃ)は、濃いペースト状のもので、点てるとはいわずに練るといいます。
 使う抹茶も上等なものを用います。上手に練るには慣れが必要です。

 アウトドア茶道は、外で気楽に、という趣旨なので、お茶=薄茶ということで説明していきます。






   どこでお茶を点てるのか?



こでも良いのです。
お気に入りの景色があれば、そこでお茶を点ててみましょう。

 最近は、中高年や若い女性にも登山が人気です。「山ガール」という言葉も良く聞くようになりました。
 少しだけ荷物は増えますが、山の頂上で抹茶をいただくなんて、とても優雅で楽しそうじゃないですか?
 もちろん山だけじゃありません。
 キャンプに行ったとき、高原や森でお茶をいただく。
 海に行ったとき、海岸でお茶をいただく。
 気の合う仲間と、綺麗な景色の中でお茶をいただくなんて、なかなか素敵じゃないですか?






   注意すべきこと



程、どこでも良いとはいいましたが、それでも気をつけるべきことはあります。
まず、お茶の点てやすい場所。

 いくら景色が良いといっても、危険な場所や、立ち入り禁止になっている場所は避けたほうが良いというのは言うまでもありません。
 また、他に沢山の人がいるのに、良い場所を長時間占領するのもやめましょう。
 周りを見渡して、迷惑のかからない場所を選ぶことが大切です。

 次に、天候です。
 雨天はもちろんですが、風の強い時は、道具等が飛んでしまったり、お茶がすぐ冷めてしまったりします。
 冷めたお茶は当然美味しくありません。
 天候が悪いときは、潔くあきらめることも大切です。



天売島野点







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